色んな角度で蹴ってみる  ~白黒と青赤のある日常~





ユベントスとFC東京を中心とした雑感やら (2012年9月からTwitterをメインに)

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WorldCup Actually vol.4  '98フランス編

今年は4年に1度のワールドカップが行われますね。
開催国は欧州大陸のドイツ。
アーヘンやケルンの大聖堂など歴史的建造物が多く、現在28以上の世界遺産登録があるドイツ。
あれ? そ~いえば当ブログでは代表について、W杯について、ほとんど記されていない・・・。
という事で、至って衝動的に過去のW杯について語る企画、やっちまってます(笑)
インタビュアーJT氏による世界最小規模の対談形式にて遊んじゃってます。

第四弾はフランスで開催された98年のW杯についてのチョメチョメ・・・。

長いので、くそ暇な方はど~ぞ。
とにかく長いんよ・・・(笑)





 ― ドイツ・ワールドカップ開幕がいよいよ迫ってきてるよね。TATSUの周りでは盛り上がってきているかな?

「全然(笑) 周りにサッカー好きな奴らは多いんだけど、W杯だから盛り上がるっていうのはないんだよね。
日本にもプロができてサッカーが日常になりつつあるし、テレビでもネットでも雑誌でも今は情報が凄いじゃん?
専らJのマイ・チームの序盤戦を熱く語る日々だったり、CLの決勝をあれこれ展望する奴ばっかり(笑)
W杯で各国どんなサッカーするんだろう?というワクワク感はまだまだ希薄だよ、俺の周りではね。
でも大会が始まればあ~だこ~だと議論の対象になるとは思うけど、今はメディアの過剰な煽りに嫌気が、ね(笑)。」

 ― そっか。まぁそれだけ日常のクラブ・シーンが気になっているんだろうね。
  でも頭を切り替えて、ここではW杯について語って欲しい。4度目のインタビューは98年フランス大会について。
  この大会は日本が初めてW杯のピッチに立った大会だった。
  TATSUが初めて観たという86年くらいは日本があの舞台に!とは考えにくい時代だったから、
  その舞台に立った事に感慨深いものがあったんじゃない?


「感慨深くなるほど、日本サッカー界に何の貢献もしてないよ(笑) ただただ嬉しいっていうファン感情だけだね。」

 ― でも強く印象に残っているでしょ?

「3戦3敗という結果が強く残ってる(笑) 本大会直前の 『外れるのはカズ、三浦カズ』 という言葉も印象だった(苦笑)
最終予選で皆がカズに期待して、2戦目以降得点できなくて、メディアは一斉にカズ叩きして、城を持ち上げて・・・。
そのワリにはカズが本戦メンバーから外れたら 『なぜ?』 って。更に城が無得点でW杯を終えると大バッシング・・・。
日本のW杯出場の為にず~っと貢献してきたキング外すんなら、予選突破の功労者として続投させた岡田監督じゃなしに
本大会で勝てる監督に代えて欲しかったよ。
岡田監督を責めてるワケじゃないよ。のび太、あっいや、岡田監督は持てる力を最大限活かそうとしてたはず。
でもね・・・選手にはプロらしさを求めるワリには、協会と監督が・・・」

 ― チームや個人のプレー自体は心に残るものがあったでしょ?

「パートではね。W杯という舞台で、世界にアピールできたのかは判らないけれど。
秋田と中西、そして川口は印象深いよ。攻撃面では・・・相馬、名波、ヒデかな。
でも同じ日本人で知ってるからっていう話でさ。
記憶に残る選手をいつも最後に挙げているけど、あのリストの中には入らないな~。
残念ながら出場するだけで精一杯の大会になってしまったね。もっとやれたはず、と思っちゃうけれど・・・。
たらればだけど、調子のいい時の小倉、前園、財前あたりがいればな~って思ったよ。凄くキリがない話だね(笑)」

 ― きっと次に繋がるものだったと思うけど、もっと多くを得ることが出来たと思っているんだね?
  日本は自国で開催されるW杯が次に控えていたわけだし、それに向けて経験を積ませるというか。


「自国開催の前の大会とかは関係ないな~。それに向けて経験を積ませると捉えてるなら、
もっと若手使えばって話になっちゃうし。でもさ、その時のベストメンバーであるべきだと思うよ、代表は。
監督によって好みが変わっちゃうとか、能力と調子の良さで変わるとかは置いといてさ。」

 ― 確かにね。そうかもしれない。それに若いからとかベテランだからとか年齢を見て区分けするのは間違いだしね。
  実際に、この大会はフランスがホスト国だったけど、彼らは90、94と前の2大会でW杯に出場していない。
  にもかかわらず開催国として頂点に登りつめた。そ~ゆ~事もあるからね。
  ところで、プラティニの母国フランスがよ~やくW杯を手にしたよ! プラティニ自身も強化委員として嬉しそうだった。
  プラティニに憧れてたかつてのサッカー少年TATSUも嬉しかったんじゃないの?


「俺が?何で?? プラティニに憧れてたからといって、さすがに引退して強化委員になった後は追ってない(笑)
あくまでプレーヤーのプラティニを崇拝しているのであってさ。監督としては大成しなかったでしょ?(笑)
だから嬉しいって感情じゃなかったな。ただ素直に、良かったね~、オメデトウっていう程度だよ。
しっかしフランスはジダンを中心に組織と個の融合が素晴らしいチームだった。
守備は堅いし、中盤は強い巧い、かつ頭脳的だし。
唯一FWの決定力が不足してたけど、レギュラー視されてなかったアンリやトレゼゲが途中から出てきて活躍したね。
凄いのはさ、ジダンが退場して出場停止になってもチームが持ちこたえて、それにジダンが報いたというか。
いいチームってのは中心選手が欠けても大崩れせず、更には活躍すべき選手がしっかり活躍する事なんだよね。
誰が流れの中でのブランの決勝ゴール、テュラムの1試合2ゴールを予想してたよ? 大会前じゃ考えられないよ(笑)
運もあったかもしれないけれど、それを引き寄せる雰囲気というか力が備わってたんじゃないかな?
開催国ってのはそれなりにプレッシャーがあると思うけど、やっぱりノッてしまうと大きなアドバンテージになるよね。
エメ・ジャッケの精神力も素晴らしいよ。カントナ、パパン、ジノラらを切ってまでこれほどのチームを作り上げたんだからね。」

 ― 始めはあまり盛り上がらなかったと言われている国民も、終盤や優勝が決まった時には大熱狂してた!

「シャンゼリゼ大通りに行った事ある? めちゃくちゃ広くてしかも長い通りじゃん? 凱旋門からコンコルド広場はもちろん、
下手したらチュイルリー庭園やルーブル美術館、逆は新凱旋門(ラ・ディファンス)まで人ヒトひと、だったかもしれないね。
あそこが自国民で埋まっちゃうなんていう光景は、想像しただけでも震えがくるぐらい凄いよ!!
フランスなだけに、ビールではなくシャンパンとワインのかけ合いでもして喜びを露わにしたのかな?
旅行客が多い場所でもあるからサッカーに興味のない旅行客は何事かと思ったんじゃない?(笑)
フランス人って結構冷たいとかお高いっていうイメージあるけれど、ちょっと住んだだけでそんな事ないってのが判ったし。
何気に熱い人も多いしね。もともと多民族国家でいて、個がそれぞれの考えをしっかり持っていて、変な集団欲もない。
でもこ~ゆ~時はやっぱり皆で喜びを分かち合う国なんだよね。クラブよりも代表の人気の方が圧倒的に高いし。
ただ、ラ・マルセイエーズを歌えない(戦争を讃えるような歌だから歌わない?)選手は多い。面白い国だよ、フランスは。
ある意味では日本にも似てるかもね。代表の選手は言えても所属クラブ知らないって人が多いじゃん?(笑)」

 ― そのフランスと決勝戦で当たった王国ブラジル。信じられない負け方をしたね。
  あのブラジルが決勝戦で 0-3 って予想できた?


「出来るわけないでしょ? おりゃ神か!?(笑)
俺がW杯で観たブラジルで、スコアでも内容でも完敗したと思えるのはそれまで1度しかなかった。
74年のクライフやニースケンスを擁したオランダとのあれね。それに次ぐ、あるいは同等な完敗だったと思うよ。
試合前にロナウドがてんかん?ひきつけ?を起こしてチームにショックが走ったっていう話だけど。
てんかん起こした人って見たことある? てんかん持ちの友人がいたけど、あれは初めて見たらショックなんてもんじゃない!
いきなり白目剥いて、真っ青な顔になって、ガクガク体を震わせて、口から泡をふいて、回りながら倒れていく姿・・・
目の前で友人が突如死んじまうんじゃないかっていう恐怖が猛烈に襲ってくるんだよ!!
疲れや緊張などによる脳の病気らしく、一度目にすれば次からは慣れた対応ができるんだけど。
何人かに遭遇したけど、その時周りで初めてそれを見た人たちは、やっぱ青ざめてフリーズするか泣くかのどっちかだった。
話しによるとエジムンドやリバウドは泣き叫び、サンパイオは祈り続け、ロベルト・カルロスに至っては緊張のあまり笑ってたとか。
4年に一度のW杯で、しかも決勝戦直前でそんなのを初めて見たブラジル選手が冷静にプレーするなんて不可能だよ。
更にその主がピッチに立ってるんだぜ? いつも通りのプレーが出来るほうがおかしいと思っちゃう。
いやロナウドがピッチに立っていた事が周りからしたら信じられないんじゃないかな?
さっきのは何だったんだ?俺は夢でも見てたのか?って感じで、決してポジティブではない不思議な感覚に陥ってたと思う。
ロナウド本人は全く意識がないと思うけどさ。」

 ― そんな状態でなぜロナウドは決勝戦に出たんだろう・・・

「ん~。ただてんかんから意識が回復したあとって頭がボ~っとしたり、体がダルかったりするらしいけど、
生活に支障があるほど鈍っている感じじゃないみたいなんだよね。何が起きたのか、本人が判ってない。
だからロナウド自身が出るって言ったんじゃないかな? キレがなかったけど、ロナウドもなぜ?って感じだったのでは?
エースが出来ると言っているから出場させた。あるいは後に法廷調査にまでなったスポンサー絡み?それはないと思いたい。
まぁ俺のてんかんに対する認識は専門家に聞いたワケじゃないからさ、全部鵜呑みにされると困るけど。」

 ― もし、それがなかったらブラジルが優勝していたと思う?

「もちろんその可能性は否定できないけど、負ける予兆はあったかな~って思う。結果論になっちゃうけどさ。
W杯ってさ、歴史に残るような名勝負だったり、死闘と呼べるような戦いの後って、
やっぱり精神的にも肉体的にも次に持ち越しちゃうんだよね。
70年準決勝で西ドイツとの激闘を制したイタリアが、決勝でブラジルに大敗したり、
82年準決勝でフランスとの熱戦をPKの末に勝ち取った西ドイツが、イタリアとの決勝を互角に戦う余力が残ってなかったり、
86年準々決勝でブラジルを倒したフランスはその疲労から立て直せず、準決勝で西ドイツに屈した。
それと同様に、今大会で最も評価が高かったオランダとの準決勝で、ブラジルはダウン寸前だった。
ゲームを支配され、あれだけのタレントを擁したブラジルが、終盤はカウンター頼みになってたんだぜ?
PKでオランダを下して決勝進出を決めた途端、選手として、監督として、さらにはテクニカル・ディレクターとしても、
W杯優勝経験のあるザガロ監督は泣いていた。張り直しが利かないほど、精神を解放してしまったのかも知れないね。
あれを見た時、ドーハ韓国戦での日本選手の涙、94年準決勝ブルガリア戦後のバッジョの涙に類似するものを感じたよ。
彼らもまた、次にどうなったか知ってるよね?
それにこの大会は名勝負になり得る試合で勝った国は、次で負けているんだよ。
決勝トーナメント1回戦でイングランドを倒したアルゼンチンは準々決勝でオランダに、
準々決勝でアルゼンチンに劇的勝利を飾ったオランダは準決勝でブラジルに、
そしてさっき言った通りオランダに勝ったブラジルは、監督が涙を流し、ロナウドの件もあり、決勝で開催国フランスに・・・。」

 ― それを思うとサッカーって日常なんだけど、W杯ってあまりにも非日常なんだろ~ね。
  W杯だから盛り上がるっていうんじゃなくて、サッカーだから普段から、毎日が盛り上がるんだろうけど。
  でもW杯ってそれまで築きあげてきたものや背負うものが違う。
  やっぱり自然と涙が出てしまうことは、現場の人でも当然あってもおかしくないんだよね。
  たとえ次にも戦いが待ち受けてるような状況でも・・・。


「うん。こ~してダラダラしゃべってるけれどさ、選手や監督、スタッフのプレッシャーってのは
あの中に入らないと絶対に解らない事ばっかりだろうね。推測や妄想をするのは面白いんだけどね(笑)
結局は出た結果に色々肉付けして、話して楽しんでいるに過ぎないんだよね、俺らって(笑)」

 ― でもそれがファンの一番の醍醐味じゃない?

「結局はそ~なんだよ(笑) 更に言うならば今まで第三者というか完全なる傍観者だったのが、
今大会から日本が出場する事になって、グッと身近な存在になった。どこかで見方が変わり始めていると思う。」

 ― それは言えてるね。W杯の本戦出場と予選敗退じゃ、天地ほど捉え方が異なるからね。

「そうだよ。そして本大会に入っても、グループ予選敗退と決勝トーナメント進出じゃ、また断然違う。」

 ― この大会はそんな断然違うっていう中にも、より優れた好ゲームはあった?

「もちろんだよ。日本が出場した大会で、しかもグループリーグ敗退が決定しても、
別の国同士で観ていて熱くなってしまう試合が幾つもあった。
でも今までのこの対談企画みたいにダラダラしゃべるのは止めておくよ(笑)
だってさ、もうこの頃になるとW杯を知っている人が多いでしょ? 俺が何を言っても面白くない(笑)
逆に他の人の話を聞きたいくらいだよ。
“ワンダー・ボーイ”ことオーウェンの登場やベッカムの退場なんてあまりにも有名だし、
グループリーグで早くも決勝トーナメント進出を決めたルーマニアは、次の試合から全員金髪で登場したとか、
普通届かないであろうファンデルサールの顔に、なぜオルテガが頭突きできたかとか(笑)
国交断絶が20年近く続いていたイランとUSAの試合日は偶然にもフェアプレー・デーで、
22人が交わって試合前の記念撮影をしたやら。
毎試合前におまじないのようにツゥル~ンとしたバルテスのスキンヘッドに口づけをしていたブランは、
出場停止となった決勝戦でもタッチライン際でバルテスに口づけをし、その効果があって?優勝へ、とか。
もう話すまでもないでしょ?」

 ― “ロビー”バッジョの復活劇は? あれは話さないわけにはいかないでしょ?

「あのね、ロビーについてはもはやこの大会だけを切り取って語れるレベルじゃないよ。
話し出したら・・・恐ろしい事になっちゃうよ、ホントに。
一冊の本が作れちゃう(笑) 誰も買わないんだけど、自分だけのロビー本!みたいな(笑)
これは多くの人が同じ感情を抱いているんじゃないかな? 少なくとも俺の周りには多い。
年齢的にもロビーの“その”世代なんだろ~ね。
ただ一つ言えるのは、この頃のイタリアほど好感がもてなかった事はないな。
残念ながらそれは02年まで続いている。
ロビーは何ていうか、この大会のイタリアで唯一の光だった。ビエリが得点しまくってたけど、結局はロビーだったんだよ。
時代の流れやタイトル獲得の数こそかなり違うけど、アレッサンドロ・デルピエロとロベルト・バッジョじゃ、
やっぱり説明できないほどの差を感じたもんだよ。もちろんユーベのアレはユーベ時代のロビーより偉大だけれど、
サッカー界という視点だと、ロビーのそれには遠く及ばないと感じさせられた。これは今になっても変わらない。
チェーザレが臆病にならずに、ロビーとアレを同時にピッチに立たせてたら、アレの今はもっと輝かしいものになってたかもね。」

 ― 今大会のサプライズといえば何だったのかな?

「ん~・・・サプライズって程ではないけど、ユーゴスラビアの復活とクロアチアの躍進かな。
幸か不幸か分裂してしまった元同国によるものなんだけどね。
逆に言えば元ユーゴスラビアのタレント性というものを再認識させられたんだけどね。
あとはチリのササ(ZA-SA)・コンビと、それを操るアクーニャなんて印象強いな~。
イタリア戦であのカンナバーロよりも頭一つ高く飛んで決めたサラスのゴールは圧巻だったね。
後にユーベに来たけれど、何であんなに活躍できなかったのか不思議でならない(笑)
評価を下げさせられたカンナバーロは、ノルウェー戦で自分よりめちゃくちゃ身長が高いトーレ・アンドレ・フローとの
空中戦をありえないほど素晴らしいジャンプで制しまくって評価を元に戻すだけではなく、さらに上げたね。」

 ― スペインを倒したナイジェリアには衝撃を受けなかった?

「全くって言っていいほど受けなかったよ(笑) 前回大会とアトランタ五輪を観てればさ、あれくらいはやるだろうなと。
むしろ決勝トーナメント1回戦でデンマークに大敗したことの方が驚きだったよ。
もうさ、ナイジェリアだけに限らず、プレーそのものには衝撃があっても、発見っていう感覚にはなり難い、
そんな時代になったって事なんだよね。衝撃の意味合いがなんか違う。
オランダのクオリティの高さと完成度、モロッコのスピーディかつアグレッシブルさ、パラグアイの堅守などには
かなり感銘を受けたけれど、無知からくる類での衝撃とまでは・・・」

 ― そっか。もうW杯といえども今までみたいに発掘というような感じではなくなったんだね。
  情報過多というか・・・。


「もちろん知らない事の方が絶対的に多いんだけど、ある程度の情報が得られ易くなった分、イメージに広がりが帯びる。
実際に試合を観ないと判らない事ばかりではあるんだけど。
でもさ~、一般人だけでもある程度の情報が手に入れられるって事は、現場のスタッフによる情報収集や分析って
想像しただけでも恐ろしいと思わない?(笑) まさに丸裸! 裸を舐め回されてるようで恥ずかしいよね(笑)
そんな中で気持ち良いくらいに活躍できてしまう選手ってのは、世界的ホンモノって事になるんだけれれど。」

 ― あらかじめ情報を仕入れる事によって、観る前から大いなる期待とイメージを膨らませちゃう。
  それは決して悪い事ではないし、楽しむための手段ではあるけれど、それが多かったり大きかったりすると、
  変に基準が高くなっちゃって、いざ観た時に期待を裏切られることに繋がっちゃったりしないかな?


「当然あるだろうね。テレビゲームの普及もあってスーパープレー続出が当たり前の感覚になっちゃって勘違いしたり・・・
そういう懸念があるってワケじゃないけれど、この頃から雑誌をあまり買わなくなった(笑)
不必要なほど過剰に活字や写真を追っても、結局は自分でプレー見るまで判断できないって事が判ったし、
大衆的なメディアの感性と自分のピントがかなり違うってのもよ~く認識した。。
その頃は大学生だよ!? かなり遅咲きでしょ?(笑)
それにデータや試合の詳細を多く掲載するような雑誌が増えすぎて面白みを感じなくなったし。
インタビューとか、ドキュメンタリー・チックなものは面白いけど(笑)
先日友人にも言われたんだけど、昔と比べてこの頃のW杯になるとTATSUは知識ないよね~って(笑)
俺がないのはいいとして、皆が知識ありすぎなんだよ(笑)」

 ― ちょっと話がズレてきちゃったけど(笑)
  では大会全体的な総括をお願い。


「いつも総括って感じにはならないけれど(笑)
この大会から出場国が32ヶ国と、過去最大規模のW杯になった。各大陸で枠が増えて、出場のチャンスが大きくなった。
前回アジア3位で地域予選敗退だった日本が、逆に今回はアジア3位で出場できたし。
良い悪いとかは判らないし、レベルの高低も測れないけれど、世界の共通語とまで言われるほど多くの国で行われてる
サッカーというスポーツのW杯としては、ちょうどいい規模になったんじゃないかな?
グループリーグの組分けも異なった大陸の国で形成されるようになったしね。
様々な要素で節目となるものがあったかもしれない。W杯が生まれた20世紀の最後の大会。
偶然なんだけど、そんな大会がフランスで行われた事に、ある種の運命的なものを感じてならない。
W杯の創設者といわれるジュール・リメはフランス人で、優勝したのはそのフランスだし。しかも初優勝!
更にはフランス選手は世界の色んな地域にルーツを持つ他民族集団で、玉石混交なチームだったでしょ?(笑)
やべっ、笑けてきた! だって全て結果論なんだもん(笑)」

 ― でも、何か言いたい事は判る気がする。
  TATSUはW杯を現地で実際に観戦する気はなかったの?


「この大会は行こうと思えば行けたんだよ。なぜかと言えば、ちょっとしたツテで旅費タダで観戦する話が来てたから。
でも結局は多くの試合を観たくて、ピンポイントな試合しか現地で観られないよりもテレビ観戦を選んだ。
そのツテで友人が日本の試合を含めて2試合観戦してきたけど、その期間は他の試合をあまり把握できなかったみたい(笑)
俺としたらW杯の数週間前にタダでオランダに行きたかったよ(笑)
ほら、アムステルダムでユーベとマドリーがCLの決勝を戦ったからさ。もちろんそんな話は転がってなかったけどね(笑)」

 ― アンタは結局ユーベか!?(笑)
  まぁいいや。中途半端にオチた?ところで、今回はこの辺で。


「ねぇ、そろそろインタビューのギャラもらえない?(笑)」




【98年フランス・ワールドカップ セレクション】

■ ベストゲーム
1位 : 準々決勝  オランダ vs アルゼンチン
       個人技、コンビネーション、狡賢い守備、爽快な攻撃。
       オレンジ軍団とセレステ・イ・ブランコの競演。
       熱く激しい戦いに、流れを変えるアクシデント、そしてスーパーなゴール・・・。
       思い出すだけでテンションが上がっちゃう試合だね。

2位 : 決勝トーナメント1回戦  アルゼンチン vs イングランド
       いきなりトップギアの打ち合いで、強制的に試合に入り込まされる。
       ワンダーなゴールに見事なセットプレー、狡猾な錬磨人に素直な若者。
       PK戦までもつれこんだ、まさに死闘と呼べる試合。
 
3位 : 準決勝  ブラジル vs オランダ
       お互いにテクニックあり、スピードあり、組織力ありなパスゲームを展開。
       オランダが外から仕掛ければ、ブラジルは相手DFの背後をロナウドのスピードで突く。
       勝利の重みがヒシヒシと伝わってくる、W杯ならではの緊張感が伴う。
       いつの時代もこのカードに外れはないのか、と思わせるほどハイレベルな実力伯仲試合。
 


■ ベストゴール
1位 : ベルカンプ (準々決勝 オランダvsアルゼンチン)
       疲れが溜まっているはずの終了間際、F.デブール後方からの素晴らしいロングボールに抜け出し、
       足を伸ばしてカラダをぶらさずに溜め息もののスーパートラップ!
       そして冷静にコースを突いたアウトサイド・キックでのゴール!!!
       文字にして表現するのが鬱陶しいくらい、凄いではなく偉大なスーパーゴール!!

2位 : ロナウド (準決勝 ブラジルvsオランダ)
       リバウドからのグラウンダー・アーリークロスを呼び込むような素早い動き出しでゴール前へ走り込み、
       相手に引っ張られながらmそれを引きずるかのようにバランス崩さずにトラップして、
       ファンデルサールの股を抜く超ファイン・ゲット!
       瞬間的の速さにフィジカルの強さ、冷静にボールをゴールへ流し込む技術と精神。
       なぜ当代切ってのナンバーワン・ストライカーなのか。これだけで名刺代わりとなりえるゴール。

3位 : オリセー (グループ・リーグ ナイジェリアvsスペイン)
       こぼれ球ズド~~~~~~ンっ!!
       球種、弾道、威力・・・全てが究極の粋といえるスーパーミドル(むしろロング?)シュート。
       こんなの、W杯で決められたら我を失うほどトランス状態になっちゃうよね。

4位 : クライファート (準々決勝 オランダvsアルゼンチン)
       ロナルド・デブールからの浮き球をヘディングで落としたベルカンプ。このアシストに度肝を抜かされた。
       「おい!どこに落としてんだよ!誰もいねぇじゃん!?」と一瞬でも思ってしまった俺の完全敗北。
       マーカーに囲まれながらもベルカンプには見えていた僅かなスペース。
       そのに落とすのを直感で判って走り込んでいたクライファート。
       こんなプレーに俺は涙する。

5位 : ラウール (グループ・リーグ ナイジェリアvsスペイン)
       イエロが後方から出したミドルパスを、相手DFの裏に走りこみながらダイレクトでボレーシュート。
       期待のラウールが世界にその名をアピールするには十分なゴールだった!
       


■ 記憶に残るプレイヤー
 ジダン、デシャン、ブラン、デサイー、テュラム、バルテス、プティ(以上フランス)、ロナウド、デニウソン、リバウド、ドゥンガ、
 ロベルト・カルロス、カフー、サンパイオ(以上ブラジル)、スーケル、アサノビッチ、ブラオビッチ、ヤルニ(以上クロアチア)、
 ベルカンプ、クライファート、オーファルマンス、ダービッツ、コクー、スタム(以上オランダ)、タルナト、イェレミース(以上ドイツ)
 “ロビー”バッジョ、ビエリ、カンナバーロ、ディ・ビアージョ、パリュウカ(以上イタリア)、ベーロン、バティストゥータ、
 サネッティ(以上アルゼンチン)、M.ラウドルップ、B.ラウドルップ(以上デンマーク)、ガマーラ、カルドーソ、ベニテス、
 チラベルト(以上パラグアイ)、シアラー、オーウェン、スコールズ(以上イングランド)、イリエ、モルドバン(以上ルーマニア)、
 エルナンデス(メキシコ)、ストイコビッチ、ミハイロビッチ、ユーゴビッチ(以上ユーゴスラビア)、サラス(チリ)、ハッジ(モロッコ)
 川口、秋田(以上日本)


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  1. 2006/05/09(火) 23:21:25|
  2. ワールドカップ|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2
<<05-06 CL Finale Route pour Paris | ホーム | 奇妙な夢を、見たんだ・・・>>

コメント

いやいや。
忘れてないかい?

ベストアシスト

イタリアVSチリ

マルディーニ→バッジォ→ビエリ
あのロビーのワンタッチ。。。
お腹いっぱいですね!!

あの試合は俺の中で大会ベストゲームに入るよ。
カンナ、ネスタに一度も負けない制空権を譲らないZA-SAコンビ!!
ハンドからのPK。
思い出しても鳥肌です。
  1. 2006/05/22(月) 09:15:04 |
  2. URL |
  3. ZAMORANO #-
  4. [ 編集]

Re:

>ZAMORANO兄さん
オイオイ、忘れるわけね~っつーの!
そのゴールの瞬間にスタジアム内に風船が入ってたとか、ロビーのPK時にチェーザレが後ろむいてたとか、
試合中に雨降ったりカラっと晴れたりとか。
でもエントリーには入れませんでした。
あの試合は初戦ってこともあり白熱したね。ZA-SAが素晴らしかった!
イタリアはなぜこの試合で良かったディマテオを後に起用しなかったんだろう・・・。
イタリア・マニア的にはそこんとこどう捉えてますかね??

しっかし兄さん、ホントにカルチョがお好きですね。今度じっくりその理由やカルチョの魅力を聞かせてね。
  1. 2006/05/23(火) 23:19:27 |
  2. URL |
  3. TATSU@Author #TpXiG7qk
  4. [ 編集]

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