色んな角度で蹴ってみる  ~白黒と青赤のある日常~





ユベントスとFC東京を中心とした雑感やら (2012年9月からTwitterをメインに)

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最後の勇姿 ~96年組へのオマージュ~  vol.1

麗しきウルチカ・パス ―。

ユベントスFC東京は不変的に、そして日本代表が理屈抜きで応援しているチームであるならば、
最も俺好みのサッカーとして好感を持っているのが96年からのチェコである。
当ブログでは何度もチェコのサッカーに対する思い入れを述べてきているけれど、
日本人の俺として他のナショナル・チームをこれほど長く支持しているのは珍しい。


チェコスロバキアとして出場した90年のイタリアW杯、スクラビーとハシェクを擁していた頃は
小刻みなショートパスを繋ぐという印象はあまりなかった(覚えてないだけ?笑)。
分裂後のチェコがイングランドでのEURO96に出場した時は、とにかく恐ろしく引き込まれた。
当時は今よりも深い位置でボールを奪取するカウンター主体のパスサッカーだったけれど。


あの時から10年 ―。
より高い位置からボール奪取し、ポゼッションとしてのパスサッカーも身に付けたチェコは、
98年のW杯で予選落ち、02年のW杯でもプレーオフで敗退し、06WMでようやく世界の舞台に立った。
10年前は長髪だったポポルスキーは短髪で、逆にネドベドは長い金髪をなびかせてドイツのピッチを走り回った。
しかし、無念にもグループリーグ突破はならなかった。

あの時と容姿が変わらないスミチェルは直前の怪我で出場を断念し、EURO2004の得点王バロシュは怪我で出遅れ、
エースのコラーは怪我から復帰した矢先の怪我で早々にピッチを後にした・・・。
ヤンクロフスキー、ウィファルシ、天才ロシツキー、グリゲラ、ツェフ、プラシル、ロゼーナル、ポラクなど、
才能ある選手たちが台頭し、次々に融合したけれど、最も輝きを放っていたのは02~04年だったのかな?
ガラセクのボール奪取能力と展開力、ポポルスキーのスピードとスタミナに衰えを感じたのも事実。
不運が重なったとはいえ、残念な事にチェコは一つの時代のピークを過ぎていたね。


初戦のUSA戦は素晴らしかった。
前線から積極的にパスコースを限定し、激しいプレスで攻撃の為の守備を能動的に実戦し、
奪ったあとは縦に速く小刻みなパスを展開し、つまっても逆サイドや前線に大きく展開。
コラーの強さ、ロシツキーの思いっきりの良さ、らしいパス交換からの3点目など、ゴールも美しかった。
組織力に優れ、近年メキメキと力を上げてきているUSA相手に、これぞチェコ!というサッカーを披露してくれた。

続くガーナ戦では序盤の失点が重くのしかかった。
選手層は決して厚くはなく、しかし豊富な運動量と確かな技術が必要とされるチェコの確立された戦術。
怪我人続出でそれを実行するには万全ではない状態の上に、身体能力に長けたガーナに先制パンチを食らい、
一層苦しくなった。そして更には守備の要ウィファルシの退場・・・
PKによる追加失点を免れ、ツェフのファインセーブ連発で耐えるものの、反撃に拍車がかからず、
終盤ガーナに2点目を許してしまった。もちろんガーナは素晴らしかった。
今大会のアフリカ旋風はガーナと読んでいたけれど、予想以上にチェコにらしさを出させなかった。
この日のチェコの闘志はとても心に響くものがあったが、チーム状態として限界を感じたのも確かだった。

引き分けでもOKで相手が劣勢にある時のイタリアは堅く強い。
まぁ強いと言ってしまうと御幣があるけれど、とにかく負けない試合運びには定評がある。
そのイタリア相手にチェコは先制点を決められ、またもや退場者を出し、万事休す。
チェコとして臨んだ始めてのWMで、念願の決勝トーナメント進出の道を絶たれた ―。


チェコの優勝を願っていたワケではないけれど、「プラハの細い石畳路地でも通せる緻密なパス」という意味の
ウルチカ(細道)と呼ばれる優雅で爽快なパス・サッカーをもう少し長く観ていたかった・・・。
ハッキリとした様々な敗因があるにせよ、ここで消えるにはあまりにも残念な結果だった。


 しかし、10年前にこの日と同じ相手にゴールを決め、勝利をもぎ取った男は、
 最初で最後のWMを終えて笑顔だった。
 満面の笑みとは意味合いが違う、何か悟ったような、
 力いっぱいやり切ったという類の笑顔だった。

 いつもは白黒仲間として共に戦っているこの日の敵たちと抱擁を交わし、
 元白黒のリッピやチロ・フェラーラとも健闘を称えあっているシーンでは、
 とてつもなく微笑ましく、互いを認め合うリスペクトの念も感じた。
 ユーベ支援者として堪らなく熱いものがこみ上げてきてしまった。

 俺はチェコのウルチカ・パス・サッカーに魅せられた。
 そして一時チームを離れていたとはいえ、その中心にはネドベドがいた。
 俺が好感を持ったチェコのサッカーは、ネドベドと共にあったのかもしれない・・・。

 例えネドベドがチェコ代表を引退しても、ウルチカは消え失せないだろう。
 若い世代も欧州の舞台で活躍しているし、これからも俺を楽しませてくれるに違いない。

 けれども、この06WMで一つの時代が幕を閉じた事は確かだ・・・。


EURO96から観続けてきたチェコのサッカー、これまでチームを牽引してきたパベル・ネドベド。
この日のチェコと彼の姿に、俺は涙する・・・。


Cas utika jako voda.....
Dekuju, Pavel Cesi, do toho!!



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  1. 2006/06/27(火) 21:29:11|
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