色んな角度で蹴ってみる  ~白黒と青赤のある日常~





ユベントスとFC東京を中心とした雑感やら (2012年9月からTwitterをメインに)

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07欧州旅行 ~中欧3ヶ国の旅~ vol.2

オランダ、ベルギーはまたの機会にという事で、ただ漠然とスイスには行きたいという愛方。
クロアチアのドブロブニク行きを断念し、チェコのプラハだけは譲れないという俺。
双方の意向を考慮して、計画を企て(てか、90%は俺が。笑)、間にあるオーストリアのウィーンにも寄り、
6年連続進出を果たしたCL決勝旅行を卒業して中欧の3ヶ国を旅行する事となった07年。
最後に“完オチ”が待っていたことなど予想もせずに、今年もまたヨーロッパの初夏を満喫してきた。


第2弾 SWITZERLAND Pilatus-Kulm 】

昨年フランスのリゾート地であるアヌシー(Annecy)を訪れた為、国こそ違えど山を挟んだほぼ真裏に位置する
ジュネーブ(Geneve)に行くのはどこか新鮮味がなく、俺が好みそうな美しい旧市街であって、近代都市機能も
兼ね備えている首都ベルン(Bern)に行くには、その後の移動を考えると日程的・時間的に厳しい。
という事で、その他幾つかの理由も加えてスイスの滞在地にはチューリッヒ(Zurich)を選んだ。

しかし、スイスにまで行って山にも行かない、クルージングもしないとなると、もはや滑稽以外の何ものでもない。
登山を楽しみ、湖で優雅な時を過ごし、旧市街も散策できちゃう場所はどこか・・・。
チューリッヒを拠点として日帰りでそれらを味わえる場所を調べた結果、偶然ではなく必然的に、
旧市街都市ルツェルン(Luzern)と、ピラトゥス(Pilatus-Kulm)なる山が浮上した。
行くしか、ないだろよ?

今エントリーでは、中央スイス地方の壮大パノラマが楽しめるアルプス山脈の一角、ピラトゥスについて書いてみる。

  ※ スイスでは国語が4つあり、国名をドイツ語でSchweiz(シュヴァイツ)、フランス語でSuisse(スイス)、
    イタリア語でSvizzera(シュヴィツェーラ)、ロマンシュ語でSvizra(シュヴィズラ)と呼んでいる。
    しかし、どこか一つの言語を採用する事はできないため、正式名称はラテン語で
    Confoederatio Helvetica(コンフェデラチオ・ヘルヴェティカ)としているとか。
    ちょっと響きがイヤラシイ(笑)ので、ここでは普通にスイス(表記は英語のSwitzerland)と書かせて頂く。






ピラトゥスの語源は、イエスを処刑したとされるポンティウス・ピラトにちなんでいると言われている。
ローマ総督であったピラトは、イエスを十字架に磔にして処刑した後に国外へ亡命し、山から湖に身を投げて
自殺を図り、その亡霊が各地を彷徨った挙句にこの地に辿り着いたそうな。
そしてこの山に誰かが登ろうとすると嵐を起こし、中世まではその伝説のために登山が禁止されていたとか・・・。
また別の話では、大昔この山に竜が住んでいたという事から、竜はピラトゥスのシンボルマークとなっている ―。



 前夜、日本からイタリアのミラノを経由して、乗客40人足らず(日本人は俺ら2人)の
 飛行機に乗り、前半はアルプス山脈をまたぎ、後半は湖を何度も拝みながら、
 小1時間程度でスイスのチューリッヒ空港(Flughafen Zurich)へと降り立った。

 空港駅からSBB(スイス国鉄)に乗り、拠点となるチューリッヒ中央駅(Zurich HB)へ。
 駅から徒歩5分のホテルに着き、チェックインを済ませ、シャワーを浴びてこの日は即寝(笑)
           







日付が変わり、ラゲージをホテルに残したまま、朝8:00頃にチューリッヒ中央駅へと赴き、
ルツェルンまでの切符を購入し、SBBに飛び乗る。
  チューリッヒ ⇔ ルツェルンは30分毎に1本ペース

進行方向に向かって左側の窓からチューリッヒ湖、ツーク湖を眺め、気持ちよくボ~っとする。
途中、隣のボックス席に座っているラテン系の家族旅行者に話しかけられる。
「昨日カメラを無くしてしまった。友人にこのカメラを借りたんだけれど、使い方が判らない。
君のカメラと似ているみたいだけれど、ちょっと見てもらえる?」
  オイオイ、似てるってアンタのはカメラのメーカーの最後のスペルが“X”(PENTAX)、
  俺のは品名の最後のスペルが“X”(PanasonicのLumix)なだけで、
  形から何から全然違うじゃね~か!?(笑) こりゃひょっとして新手の引ったくりか?
などと心の中で思い、やや手荷物などを警戒しながら、
「そもそもバッテリー切れだよ!電源入らなきゃ使い方もクソもないよ!(笑)」などとやり取りしていたら、
あっという間にルツェルン駅(Luzern Bahnhof)に到着。
  チューリッヒ ⇔ ルツェルンはスイス国鉄で約50分

駅を出ると直ぐに目の前には湖が広がり、ルツェルンの美しい街並みが見える。
しかし、グッとこらえながらその日の夕方まで都市観光をお預けにし、一路ピラトゥスを目指した。



では、まずはこちらのピラトゥス山周辺案内をどうぞ。


ピラトゥスには幾つかの周遊ルートがあるけれど、俺が選んだコースは、
上りはパノラマ・ゴンドラとロープウェーを乗り継ぎ、下りは世界一急勾配のラックレール登山鉄道、
そして最後にはフィーアヴァルトシュテッターゼー(Vierwaldstattersee:通称ルツェルン湖)を船で遊覧して
ルツェルンの街まで帰ってくるというもの。


5.ピラトゥス・クルム(Pilatus Kulm)  → ピラトゥス山頂  →  5.ピラトゥス・クルム(Pilatus Kulm)
  ↑ パノラマ・ロープウェイ [約5分]
4.フレックミュンテック(Frakmuntegg)                    ↓ 登山鉄道 [約40分]
  ↑ パノラマ・ゴンドラ [約15分]
3.クリエンザーエック(Krienseregg)                   6.アルプナッハシュタット(Alpnachstad)
  ↑ パノラマ・ゴンドラ [約15分]
2.クリエンス(Kriens)                               ↓ 湖船 [約90分]
  ↑ 市内バス [約10分]
1.ルツェルン(Luzern)                            1.ルツェルン(Luzern)



 1 → 2

 ルツェルン駅前のバス・ターミナルにある自動券売機で、
 ピラトゥスへ登るゴンドラの出発点であるクリエンスまでの値段をピピッと検索。
 バス券を購入し、1番のバスに乗って約10分の “Kriens, Linde-Pilatus” で降りる。


アナウンスが聞き取りやすかったし、ピラトゥスへ行くであろう観光客も多く降りるし、
それっぽい看板(旗だったっけか?)もあるし、時計台のある教会も目印に迷う事はないかな。

逆にあんまり目立たないピラトゥスの矢印や標識に沿ってちょっとした坂や小道を10分ほど歩くと
ひっきりなしに巡回しているゴンドラの乗り場に着く。


 2 → 5

 乗り場では登山のチケット売り場があり、ルート毎の料金表も貼ってある。
 自分がどんなルートで周遊したいか希望を言うと、それに合わせたチケットが買える。
 船のルートの料金表がなぜか掲示されていなかったけれど、言うと問題なく買えた。
 船のクラスは2等にしたけれどね(笑)

まずは最大4人乗りのパノラマ・ゴンドラに乗って山の中腹まで。
上って行くとみるみるうちにルツェルンの街が見え、徐々に遠のいていき、フィーアヴァルトシュテッター湖が見えてくる。
真下を見ると、ハイキングを愉しむ人や、首に付けられた鐘をカランコロンカランコロン鳴らしながら
牛が忙しなく草を食べている光景が(笑)
そして上の方に目をやると、岩肌がむき出しになっていて、そのごつごつとした山容が近づいてくる。
緑に覆われた周囲の山とはどこか異質で、不思議というよりもやや不気味な雰囲気が漂っている。
クリエンザーエックをゴンドラに乗ったままスルーし、フレックミュンテックで降りる。ここまで約30分くらい。

フレックミュンテックは様々なアドベンチャー気分が味わえるアスレチック・パークになっている。
1350mを一気に滑り降りるスライドコースターもあるらしいが、時間がないので、
ちょうど来たパノラマ・ロープウェイに乗り換えて、一気にピラトゥス山の展望台を目指した。
1ヶ月ほど前に神戸の布引でロープウェイに乗ったし、昨年の夏あたりに箱根のロープウェイにも乗って
山登りしたけれど、別にロープウェイ・オタクというわけじゃないよ(笑)
でも、このロープウェイは怖い!!(苦笑)
思ったよりスピードがあるし、乗ってる人数も20人くらいいるので一度揺れると余震が響いてくる。
他の乗客もおっかなびっくりな声をあげていた。
ポジショニングが悪く、ロープウェイからの写真がたいして撮れなくて残念だったけれど、
恐ろしい絶壁や異様な岩肌が迫ってくる迫力とあわせて、およそ5分のスリルと空中遊泳気分を味わえた。
           











 さあ、ついにピラトゥスの山頂、展望台!
 うぉ~~~、凄い!!
 その展望テラスからはフィーアヴァルトシュテッター湖とルツェルンの街を眼下に、
 美しいアルプスの峰々が俺の視界を支配する ―。
 言葉が、出ない。

2年前、トルコのカッパドキアに行った時、その大自然の神秘や不思議な景観に心を奪われたけれど、
それとはまた違った自然の広大さ、絶景の連続による爽快感。
下調べの段階で、あたり一帯が雲に覆われていて、頭をその雲の上に出している山々の写真を見て、
自分が行った時に街や湖が見れなかったら残念だな~と思っていたが、この日は運よく快晴!
 (雲の上を散歩するのも、それはそれで面白かっただろうけれど。)
ただし、山の天気は思春期の乙女心のように変わりやすく、時折雨が降っては晴れ、
霧が立ち込めてはまた視界が広がりと、様々な顔を見る事も出来た。
 (ルツェルンに着いた時は暑かったのに、ピラトゥスではアウターを着ていないと寒いくらいだった。)
           




           







ピラトゥスの山頂には他に歩いて30分~90分くらいのハイキングコースがあり、
ピラトゥス最高峰のトムリスホルン山頂にも行ってみたかったけれど、おアトも詰まっていたので断念。
展望台で十分に自然に抱かれ、山頂岩山の中をくり抜いて作られたトンネルのようなドラゴンの道を歩いた後は、
世界最大勾配の登山鉄道に乗ってピラトゥスを下山し、麓の駅アルプナッハシュタットへ向かう。


 5 → 6

 この登山鉄道、乗り場が既に階段になっており、鉄道自体は斜めに作られているが、
 車内は向かい合うシート毎に階段状になっている。
 そのため見た目は傾斜がキツイけれど、乗っている分には負荷は全く感じない。


しかし、最急勾配は480パーミル(およそ25度)! 水平距離1,000mに対し、480mも標高が上がるというもの。
山国スイスの登山鉄道は日本のそれと比べると相当急勾配らしいが、それでもほとんどが100~250パーミルで、
このピラトゥス鉄道だけがずば抜けているという事になり、スイスの登山鉄道の中でもちょっと特別な存在。

車両の姿は一見ケーブルカーっぽいが、ワイヤーケーブルなどなく、ラックレールの両側から二つのギアで
線路を挟む「ロッヒャー式」というもので、断崖絶壁を上り下りするスイスでも唯一の仕様だとか。
更に驚くのが、このラックレール登山鉄道、100年以上も前からの技術で今もなお機能しているというところ。
ピラトゥス駅からアルプナッハシュタット駅間は4kmで、標高差は1600mも!?
偉大です、はい。

時間になると1両編成の鉄道が4本、続行運転である程度まとまって動き出す。
レールは単線で、山の中腹で上下線がすれ違う場所で分岐される。
鉄道はゆっく~りと動き出し、やがてぐんぐんと下っていく。
外は、片や緑一杯に広がる牧草地で、一方ではむき出しになっている岩肌に張り付いているかのように、
時にはトンネルをくぐり、時には山の風を車窓から受け入れ、草原の中央を走り、山の隙間を抜け・・・。

中腹で上りの鉄道とすれ違う時にしばし停車し、互いの鉄道が4本揃った時に再度出発。
その頃にはピラトゥスの頂上は見えなくなり、フィーアヴァルトシュテッター湖が見えてくる。
樹木が増えだし、気温もまたアウターを脱いでも汗ばむほどの暑さになってきた(笑)
当たり前の話だけれど、山を降りていく過程で様々に移り変わっていく景色が素晴らしい。
僅かな時間でも異国の雄大な自然に身を置くことに幸せを感じてしまう。
心地いい酔いに浸っていたところでアルプナッハシュタット駅へ到着した。
             







アルプナッハシュタット駅からはSBBでルツェルン駅まで早く戻ることも可能なのだが、
ここはやはり当初の予定通り、湖のクルージングを楽しまなければ勿体無いし、来た意味がない。
ピラトゥス登山の周遊を締めくくるべく、「四つの森の州の湖」なる意味を持つフィーアヴァルトシュテッターゼーへ。


 6 → 1

 船がとても静かな湖の上を進み始めてからほどなくして、
 登山鉄道に乗っていた時の天気が嘘のように、空が暗くなり始める・・・。
 そして四方を山に囲まれた大きな湖の上空が光り始め、雨が降ってきた。
 本当に天気が変わりやすい。

嵐というほどの激しさはなく、雨も強くはないけれど、湖から見る山々のてっぺんは霧や雲に隠れてしまう。
しかし、この入り組んだ湖と周囲の山々が織り成す美しい景色はどこか幻想的ですらある。

船は幾つかの湖畔を経由して、ゆっくりと進んでいく。
湖岸沿いの家だか別荘のテラスで湖を眺めながらワインを飲む人、友人と語らう人、こちらに手を振る人・・・。
それらを眺めながらちょっぴり羨ましくなりつつ、この地の風を感じるのがまた非常に気持ちがいい。
とてつもなく優雅よのぉ~~(笑)

約90分のクルージングが終盤に差し掛かり、ルツェルンの駅が見え始めた頃には、また強い日差しが戻ってきた。
既に遠い向こうへ行ってしまったピラトゥスの山。その頂上が雲から顔を出し始めたのを見ながら、
「俺、あそこに行ってきたんだよな~。」と僅か数時間前の事に対して感慨にふけっていた。
道のりは長いけれど、あっという間のピラトゥス周遊を終えた ―。
           







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  1. 2007/06/22(金) 22:48:05|
  2. サッカー観戦旅行他|
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