色んな角度で蹴ってみる  ~白黒と青赤のある日常~





ユベントスとFC東京を中心とした雑感やら (2012年9月からTwitterをメインに)

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07欧州旅行 ~中欧3ヶ国の旅~ vol.5

オランダ、ベルギーはまたの機会にという事で、ただ漠然とスイスには行きたいという愛方。
「ここに地終わり 海始まる」なポルトガルはリスボンのロカ岬を捨て、チェコのプラハだけは譲れないという俺。
双方の意向を考慮して、計画を企て(てか、90%は俺が。笑)、間にあるオーストリアのウィーンにも寄り、
6年連続進出を果たしたCL決勝旅行を卒業して中欧の3ヶ国を旅行する事となった07年。
最後に“完オチ”が待っていたことなど予想もせずに、今年もまたヨーロッパの初夏を満喫してきた。


第5弾 SWITZERLAND ~ AUSTRIA EuroNight 】

陸続きな欧州大陸は、国境を越える鉄道網が当たり前のように発達している。
島国・日本に住む者の感覚としては驚くほどに!(って、日本の鉄道事情にも疎いけれども)
統合化も進んでいるので、様々な国際都市を結ぶだけではなく、ローカルな場所でも
思いのほか鉄道が走っている(ローカルにも程度というものがあるけれど。笑)。

時間のロスが少なく移動をスムーズに、かつある程度出費を抑えられる方法として、
今までの欧州旅行で初めて寝台列車なるものを利用した。
過去にはトルコ旅行でイスタンブールからカッパドキアの往復で片道約11時間の深夜バスを利用したけれど、
寝台電車はバスとは違い、完全に横になれるので、腰痛持ちの俺にも非常に優しい(笑)
ホテル一泊分が浮き、寝ている間に移動完了、日中はたっぷり観光に費やせる。
日数があまりない旅行の移動手段として最高だね。






毎年、海外旅行(海外に限らずだけど)をしていて自分が最も避けたいのが時間のロス。
もともと限られた日数の中で旅行をするにもかかわらず、あそこにもここにも足を運びたいという、
体を酷使するような欲を張ってしまう俺にとって、だからこそ軸を決める旅行前の下準備は
使えない脳でもフルに回転させる必要がある(笑) より合理的に、より有効的に・・・。
せかせかするのは大嫌いで、予定に縛られたり気にしたりするのも本意じゃないけれど、
軸さえしっかり決めてしまえば、突発的に予定変更しても軌道修正はたやすい。

もっとも決して安くは無い旅費で、時間浪費はもったいないという貧乏根性気質ゆえに、
事前準備を出来る限りやって、渡航後は悠々気ままに過ごしたいだけなんだけど(笑)

03年にパリで実行したように、アパルトマンを借りて3ヶ月も住みながら、何日も同じ美術館に通ったり
たった一枚の写真を撮るのに30分以上も待ったり、地元民とボールを蹴ったり、
スーパーなどで買う物の値段比較をしたり、色々と見て回るような事は、
昨今の自分の立場を考えると、もうできないしね・・・。


で、今回の旅行の下調べにおいて、唯一頭を悩ませたのは、チューリッヒからウィーンまでの移動。
スイスやオーストリア、およびドイツ系の国鉄サイトを調べてみても、結果9時間以上は要する距離。
空路を考えてみても、既に往復でトランジットを入れてしまっているので、追加料金が掛かってしまう。
その上、出発空港までの移動、拘束時間、フライト時間、荷物受取りに到着空港からホテルまでの移動など、
1時間に満たない移動距離でも、その何倍以上もの時間を要してしまう・・・。

めんどくせぇ!!(これを言ったらお終いだけど、メンドクサイね。笑)

かといって9時間も移動に費やしたら、ウィーンを観光する時間などほとんどなくなり、
チューリッヒとプラハの単なる繋ぎとなってしまう。
観光疲れではなく、移動疲れを癒すためだけのホテル宿泊代なんて無駄だよな~、と。
幾つかの代理店や何人かの旅行プランナーに自分の旅行程を提示してはみたものの、
何故か自分が調べた以上の最良策は伺えず・・・。

もともと愛方の希望はスイスで、俺の希望はチェコだったとはいえ、
ウィーンにも行きたい強い理由があったのでスルーを決め込むワケにはいかない。


さて、どうしたものか・・・。


って、発想を変えたら恐ろしく簡単に問題が解決しちゃいました。
夜行列車で移動しちゃえばいいじゃん!!
(旅行プランナーは誰も教えてくれなかっけ・・・。)

なぜ、「移動 = 日中」という考えしかなかったのか、理解に苦しむ・・・。
さすがは無い頭(笑)
早速調べると、22:40チューリッヒ中央駅(Zurich HB)発、翌8:03ウィーン西駅(Wien-Westbahnhof)着という
ユーロナイトと呼ばれる寝台列車があった。

使わない手は、ない。

という事で、あいかわらず長い前フリと理由付けはともかく、
スイスとお別れ、オーストリアよろしく、な寝台列車(EN EuroNight)で、
チューリッヒからウィーンへと渡った。
   







予約したのはトイレ・シャワー付きの二人部屋。
他にはクシェット(4~6人部屋簡易寝台)やコンパートメント(6人座席室)などもあったかと思う。

 チケットを見て車両までプラットホームを歩き、クルーの人にも再確認し、列車に乗り込んだ。
 車内は片側が通路になっており、自分の予約した部屋番号を確認しながら通路を進む。
 部屋は中1階と中地下1階のような感じで2階層になっており、俺らは上段の部屋。

 数段ある階段をラゲージを持って上り、部屋へ入った最初の印象は、“思ったより”機能的で広い。
 ラゲージを広げられるほどのスペースは十分にある。そしてキレイだった。
 左側には二段ベッドと小さな収納棚があり、正面テーブルには、りんごが2つ、チョコレートが2つ、
 ガス(炭酸)入りの水が2つ置かれ、足元の紙袋には洗面用の水、タオル、石鹸、アメが入れてあった。
 右側にはクローゼットがあり、整備の行き届いたトイレとシャワールームが設置されている。
 また、部屋の中からは鍵が掛けられるようになっている。ただし完全に締め切れるものではなく、
 ドア・チェーンのような鍵でクルーの人が外から引っ張り、緊急時や用があるときに
 開いた隙間から声を掛けられるようになっている。
             










列車が走り出したか否かという頃、この車両を担当するクルーが部屋へ来て、色々と案内をしてくれた。
まずは朝食サービスの説明。テーブルに朝食のメニュー表がおいてあり、ドリンクが約8種類、
フードがトッピングもあわせて約12の項目からなっており、合計6項目までが列車チケット代に
含まれていて、好きに選ぶことができる。それ以上を希望の場合は料金が追加されていくというシステム。

また出入国審査の紙がおいてあり、パスポート番号から名前など、必要項目を書くように指示される。
記載後にパスポートと列車券を揃えて先の朝食メニュー表と共に預ける事になる。
軽く懸念しつつ、「紛失するなよ!」と思いながらパスポートをクルーへ渡すと、
クルーの人は「朝6:45分に起こしに来ます。同時にパスポートを返し、朝食を持ってきます。
それでは良い旅を。お休みなさい。」といった感じで部屋を後にした。
ひとまず国境越えの手続きは終了。

そんなこんなで既に列車は動き出しており、初の寝台列車出発の感動やら
何やらも味わうことなく、ウィーンに向けてユーロなナイトは夜の線路を進み行く(笑)


お決まりのように、早速ベッドへダイブしてみる(頭をぶつけないように気を付けながら。笑)
これまた意外な事に、布団が、特に掛け布団がフッカフカで気持ちがいい!!
病院の簡易ベッドみたいなものを予想していただけに、これまたど~して!
多少は列車の揺れを感じはするものの、寝心地は決して悪くない。
凄ぇな、ユーロナイトなトゥナイトってやつは!!(笑)

部屋の電気を始め、各ベッド、テーブル、水場などそれぞれに電気が装備されている。
また2階層の上段の部屋というのもあって、窓ガラスとカーテンが天井にまでついており、
二段ベッドの上だと星を見ながら寝ることも可能、だと思う。
(あいにくの雨で真っ暗だった、かつガラスに雨が当たりやや音が響いたってのは内緒。)


シャワーを浴びてみる。
小さい穴の水の出口が幾つもあり、お湯も問題なく出る。
クビを縦のみに振れるもので、高さも調節できるタイプのシャワーだった。
おそらく水の出を極力抑えるために小さい穴にしているのだろう(列車に溜められる水にも限界があるだろうし)。
けれどもちょっとひねっただけでも穴が小さい分、出が強過ぎてお湯が体に刺さるように痛いっつ~の!(笑)
きっとあれでお湯が多く出ているように思わせて、利用客に未然に節約させているんだろ~なー。
もちろん入念にシャワーを浴びるつもりもなかったけれど、さすがに汗を流す程度でしか使えないね。
ただし、寝台電車の移動中にシャワーを浴びちゃっている俺、というのに酔えたのでOK(笑)
実際サッパリさせて頂きやした!



列車はサルガンス(Sargans)、ブーフス(Buchs)と過ぎていく。
スイスとオーストリアに挟まれた小さな独立君主国であるリヒテンシュタイン付近を通過したのが、
ちょうど日付が変わる頃だったかと思う。
   リヒテンシュタインは外交などをスイスに委任しているため、通貨や電話など
    スイスと共通のシステムであり、スイスの一部のように旅する事ができるとか。
    ラインの河川敷に広がる低地帯と、オーストリア国境へせり上がるような山岳部に分かれ、
    変化に富む地形と美しい村々が魅力だそう。

リヒテンシュタインとオーストリアの国境にあるフェルトキルヒ(Feldkirch)に着き、いよいよオーストリアへ入国。
その後、インスブルック(Innsbruck)やザルツブルグ(Salzburg)を経由したであろう(俺、爆睡中!)寝台列車が、
リンツ(Linz)に着いたのはだいたい6:00頃で、空も完全に明るくなっていた。


眠気マナコで車窓から過ぎ行く外の景色をボ~っと見ていてふと思う。
欧州の都市というのは日本の都市と比べて、もの凄く凝縮されているな~、と。
だからなのか、1時間程度の都市を移動する時ですら、鉄道から見える景色は
途中、どこまでも見渡せる畑や草原ばかりで、家は点在する程度に移り変わっていく。
もちろん人口も関係しているのだろうけれど。
これは何も田舎町間に限った話ではなく、ローマでもミラノでも、パリでもロンドンでも、
そしてここスイスからオーストリアを通る列車に乗っていても、駅を出発すると直ぐに田舎景色と化す。
優劣でも差でもなく、その違いが非常に面白い。

ただ、羨ましいな、日本は劣っているな、と思う事もある。
今まで欧州の都市を移動する際に、車窓から必ず目にするのが芝生のサッカーグラウンド。
正規の大きさのものから、フットサル・コート程度の大きさまで、
またしっかりしたゴールから、木の手造りゴールのものまで、無数に見ることが出来る。
生活の中にサッカーをプレーする事が根付いている証拠でもあり、
「芝生に入ってはいけません」、「ボール遊び禁止」などという看板が目に付く日本とは明らかに異なる・・・。
自然の中で自由な発想を育む事が出来る欧州、制約の中で怒られないように教えられた事を消化していく日本。
底辺や裾の尾レベルで、根本的・恒久的に追いつけない環境を見せ付けられている気分になった・・・。



起こしに来るといっていた時間から30分以上遅れて、しかもシャワーを浴びている時に
担当クルーが朝食とパスポートを持ってきた(苦笑)
急いでシャワーを終え、決してちゃっちくはない朝食を摂取し、荷造りをして、
予定の8:03より10分以上も早く、ウィーン西駅(Wien-Westbahnhof)へ到着した。
       







思いのほか熟睡でき、シャワーも浴び、まるでホテルのような感覚でユーロナイトを楽しんだ俺は、
清々しい気分でオーストリアの地を踏み、主要名所が集まる市内の方へ歩を進めた。


「二段ベッドの上段を陣取ったのが原因か、揺れが強くてあまり寝れなかったけどね・・・。」とは
目を擦りながらオーストリアの地を踏んだ愛方の弁(笑)


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  1. 2007/07/05(木) 00:30:33|
  2. サッカー観戦旅行他|
  3. トラックバック:0|
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