色んな角度で蹴ってみる  ~白黒と青赤のある日常~





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♪富士は赤いな大きいな

芸術に関して全くの素人ながら、これまで色々な美術館に足を運び、様々な企画展に触れてきた。
4年前に3ヶ月程度住んだパリでは30ヶ所くらいは行ったし、イタリアやイギリス旅行でも何ヶ所もの
美術館を訪れ、もちろん日本でも感性を刺激しに出向いている(毎回ブログにUPしてるワケじゃないけどね)。
基本的には写真展が一番好きなのだが、展示頻度の問題で訪れたもののほとんどが絵画ではあるけれど・・・。

専門的な事には無頓着なのを承知で、「何かいい! これいい!」を求めて ―。
(芸術鑑賞のための予備知識収集や勉強なんて、当然していかないけれど。笑)

でも、振り返ってみると、西洋絵画ばっかりで、日本の芸術に触れた記憶がない。
ルーヴル美術館や、ギメ美術館でちょろっと観てはいるものの、特に意識してという感じではなく・・・
日本人であるがゆえに、海外では外の、外国の文化ばかりに目がいってしまい、自分が思っている以上に
評価が高い日本の芸術というものを、むしろ半ばスルーしていた気がする。
その場に居合わせた海外の人は、日本が生んだ作品に食いついて見ていたというのに。

それって、どうなの?

だから両国へ行きましたとも!
日本ならまずこの人!と決めていた企画展に。

 恥ずかしながら今更だけど、日本の芸術に少しでも触れるため、
 逆に西洋近代芸術に強く影響を与えていた葛飾北斎をちょっとでも知るために ―。

 北斎 - ヨーロッパを魅了した江戸の絵師 -
 @ 江戸東京博物館(東京、両国)






北斎とその弟子たちが描いた作品は、現在、オランダ国立民族学博物館とフランス国立図書館、
大英博物館に所蔵されている。それらに分蔵されている作品を初めて同時に里帰りさせ、更には
世界を魅了した多彩な北斎芸術を幅広く紹介するというのが今回の企画展。

  なぜ、北斎の作品は海を渡ったのかは、鎖国政策を採っていた当時の日本で、長崎の出島に
  滞在したオランダ商館長たちが江戸参府の時に北斎などに肉筆の風俗画を注文し、次の参府の
  際に注文した作品を祖国に持ち帰っていたというらしい。


北斎というと真っ先に浮かんでくるのは、版画 『冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)』
(追加も合わせて実際は四十六景)シリーズの 『凱風快晴(がいふうかいせい)』 と
『神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら』 なんだけれども、逆にそれくらいしか絵と
題が一致して出てこないのが正直なところ(苦笑)
観た事はあるけれども・・・というレベルで、日本が誇る世界の北斎に対して知識が乏しい。


実際に集中的に展示されている絵を観て思ったのは、想像性に溢れる作品が非常に多いなというところ。
画家なんだから当然、と思うかもしれないけれど、北斎の絵は宗教画や伝記など、創造性が試される
西洋のそれとは大きく異なり、日本における人物像や風景画が多いので、直接見たものを描くのが主流だと
思っていたけれど、クリエーションではなくイマジネーションでの誇張っぷりが非常に面白い。
ちょっとその肉付けは現実的には無理があるだろう!という誇張でも、いかにもそれっぽいく感じてしまう。
遠近法が微妙な絵も多いし、人の大きさと風景がアンバランスなものも少なくないし・・・。
でも、逆に際立たせたいものがクッキリと浮かび上がってきている感じ。
かけ離れているようで、実は近いというような・・・。

そして人や風景に動きをもたらす感じを表現するのがバツグンに凄い!!
技術的なものは全く判らないけれども、止まっているはずの絵が、次の瞬間にはこうなっているだろう
という先までをも表現してしまっているというか、日常にある人々や風景の一瞬を捉え、動きを加えた絵にしている。

また細かいところで目に付いたのは、筋肉の付き方を表す線や、髪の毛やヒゲを剃った部分の色が特徴的。
そして和犬が多く登場しているな~とも思った。
 (まぁ、この時代にミニチュア・ダックスとかマルチーズを描く日本人画家はいないだろうが、
  それにしても犬が好き?)


絵とか音楽などの芸術って、上手・下手というのが基準になるわけではなく、好きか嫌いかとか
個人の趣味趣向、感性によるものだと思うけれど、北斎の絵で自分の目を引くものは、
やはり『冨嶽三十六景』シリーズのものだな。
強風の描写が見事に描かれている 『駿州江尻(すんしゅうえじり)』 や、両岸に並ぶ蔵から橋、江戸城、
富士山と視線を導くように描かれた 『江戸日本橋(えどにほんばし)』 あたりは特に素晴らしいな~と感じた。

ただ、これだけ色んな土地からの富士山景観を描いていると海外の人は勘違いしちゃうよね。
以前、何かの番組でホテル従業員が言ってたけれど、海外旅行客を部屋に案内したときに
真っ先に聞かれるのは、「富士山はどこに見える?」というセリフだとか。
日本のどこからでも見えるくらいの大きな山というイメージがあるらしいけれど、
北斎の絵が少なからず影響を与えているんだろーな、とこれらの絵を見ていて思った(笑)


他にも、『東海道五十三次』シリーズ、『諸国瀧廻り』シリーズ、『諸国名橋奇覧』シリーズ、『百人一首』シリーズ
などの版画が展示されており、筆と絵の具によって絵師が直接描いた絵の肉筆画(掛軸のようなもの)、
きめ細やかな絵のスケッチ集(漫画)もあった。さすがに 『蛸と海女』 はなかったけれど(笑)

雑誌とか何かに掲載されたものじゃなく、展示してある版画でちゃんと 『凱風快晴』 を観たけれど
まっこと赤いねぇ~、大きいね~。



この北斎展で知ったような事は言えないけれど、日本の独特な芸術に触れて行きたいね。
我が国の芸術というものも意識しつつ、今後も洋の東西を問わず、機会を作って美術館に
足を運んでいく事を続けられればな~と思う。(最近、行きたい企画展を逃しまくっているので・・・)

次に行くのは、来年1/26(土)~3/9(日)の “ ロートレック展サントリー美術館) ” やら、
2/2(土)~5/6(火)の “ ルノワール + ルノワール展Bunkamuraザ・ミュージアム) ” あたりかな。


この日は午前の部として北斎展を楽しみ、別件である午後の部を愉しむべく、そのまま歩いて錦糸町方面へ ―。


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  1. 2007/12/10(月) 01:27:19|
  2. 写真・絵・音楽|
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