先週のリーグ、磐田戦は参戦する予定だったがスケジュール調整できず、
せめてスポーツ・バー観戦でもと思っていたものの困難な状況に陥り、断念・・・。
司会 : 「原さん・・・に聞いてもいいですか? FC東京についてですが・・・」
ヒロミ : 「あのー、そうですね〜。今シーズンはいいスタートを切りましたね。
まぁ監督が変わったのが一番良かったかもしれない(苦笑)」
夜のハイライト番組で、そんな笑いあるやりとりを含め、得点シーン程度しか確認できなかった。
早い話、負け組みって事ですよ! アン? うっせーよバローぅ、こっち見るなよ(笑)
リーグはしばらく中断するもののナビスコ杯があり、この日はグループリーグ状況や相手を考えても
絶対に叩かなきゃいけない試合だった。

開始のっけのブルーノのミドルシュートはあまりにも美しく、
2点目の佐原のヘッドは時間帯と勝利の意味合いからとても貴重なもので、
ユースケの土肥ちゃん股抜きダメ押し点は緑を粉砕したという事実を大きくさせた。
決定的なピンチも一度くらいで、結果的には危なげない完勝だけど、
集中して未然にピンチを防いだ末の完封、3−0勝利だったと思う。
2008年 ナビスコ・カップ Bグループ予選リーグ 第4節 FC東京 vs 東京ヴェルディ @ 青と赤の味の素スタジアム
土肥ちゃんのファインセーブもあったけれど、前半ブルーノ2発、平山1発、後半のユースケどフリーヘッド1発と、
もっと得点できた、決めるべきシーンが幾つもあったと思う。より大きな祭りになってたハズの試合だった。
相手の支配率が高い時間帯もあったけれど、早い先制点のおかげでイニシアチブは東京にあった。
にもかかわらず、これらのチャンスが外れていたので、佐原のゴールが生まれるまでは安心できんかったよ。
ダービーは何があるか判らないものだからね。
とはいえ、内容は悪くなかったし、代表組がいなくともチーム力が下がってる感じもしなかった。
ブルーノも椋原もいいアピールが出来てたんじゃないかな?
東京の選手層が厚くなっていると実感できる試合だったよ。
それにしても、エメルソン、である。
ダービーでの3−0という勝利に個人の選手についてあれこれ書くのは野暮なんだが、触れないワケにはいかないよ、マジで。
開幕戦では、
彼の出来が試合を左右するほどの影響力を放つ選手になると思う、とか、
第2節では、
相当ヤバい!キテる!次元が違う、とか賛辞を呈しているけれど、
この試合でも超一級プレーを披露してくれた。
怪我で戦線を離れていた事もあって、俺がエメルソンを生で観るのはこの試合で3試合目だけれど、
なんつーかな、彼がボールを持つと物凄く期待感が高まるんよ、雰囲気的に。
ただ上手いとかアクセントになるとか、そんなスパイス程度のものじゃなくて、空気が変わる。
俺はワクワク、ゾクゾクしてくる。プレーを観て唸るのを通り越して、この日は感嘆の溜め息が連発でしたよ、ええ。
彼の最も素晴らしいところは味方にとっては有益で相手にとってはダメージを与えるプレーをメリハリ良く
瞬時に選択できる状況判断だと思うんだけど、ボールを受ける前から次のイメージがしっかりできているよね。
例えば、相手がトップにくさびのボールを入れた際に、藤山あたりが相手の前でボールを奪ったケースで、
FWはポストプレーや裏へ抜ける動き、中盤の選手は近場やサイドとそれぞれ2人目の動きとして
藤山からボールを受けられるポジションを取るんだけれど、エメルソンの動きというのは2人目の動きが複数あった場合、
藤山にとって預けどころ(2人目ってのは)はあそこでしょ!と判断して、ハナっから次の3人目の動きが出来てしまう。
で、3人目の動きで自分にボールが来ることが判ってるから、4人目へのパスが非常にスムーズに実行される。
特に意識してエメルソンの動きを凝視していたワケじゃないけれど、何かそう思わせられるプレーが随所に飛び込んできた。
これは守から攻への切り替えの速さを、より一歩先を行くプレーだよね。
奪った瞬間に速くとか色々言われてて、まずはトップが前線に動いてとかウイングはワイドにとか、
その状況を見てサイドバックも攻撃に参加とか、様々な動きがあるけれど、ピッチを俯瞰して観ているかのよう。
窮屈な状況でフィードして取られたり、単なる一発狙いのカウンターとかじゃなくて、マイボールとして落ち着かせつつ
カウンターに持っていけるような動きをシンプルかつ円滑にチームに対して施しているという感じ。
また更に凄いのは攻撃に移る際に、相手の切り替えが速くてカウンターに移れない、パスコースもない、
自分でドリブルで持って行くのも厳しい、攻撃の芽を摘まれちゃったと判断したとき、しっかりボールをキープして
ファールを誘える。ボールを取りにきたフッキに何度かファールを受けてたけれど、狙ってもらってる感じだった。
仮にそーゆー局面で取られても守備への切り替えが速く、相手にとって有効的なパスコースを真っ先に切っるのが抜群!
パスコースが無くて判断に迷ってる相手には重心が低くして詰めて行くから、相手がドリブルした時は待ってました!
という感じで狙って奪う事が出来るし、相手がパスを選択した場合のほとんどは味方の選手が狙える状況になってる。
攻守の局面では、その頭の良さを披露してくれているんだけれど、バイタルエリアでのプレーは閃きで魅せる。
流れるような攻撃が展開されている時は、それを殺さずに最良の選択をしながら自分も流れの一部としてかかわれるし、
一旦流れが止まっている時はしっかり足元で受けて、独自の間を作ってから自分で仕掛けてチェンジ・オブ・ペースへ。
その時の間合いがバスケのポイントガード、イメージとしてはアイバーソンのよう(単に髪型が似ているってだけちゃうよ。笑)。
柔らかくもありエッジの効いたドリブルで相手守備陣を切り裂く事も出来るし、パスを出しても次にどういう状態でもらいたいのか
メッセージ性のある動きでリターンを狙って走るので相手にとっては捕まえ難く、相当やっかいな存在になっていると思う。
不自由な状況でボールを受けても窮屈なプレーをせずに、一度近場の選手に預けてマークを剥がして、
向きを変えて再度ボールをもらい直したり、改めて視野を確保するとか、些細な部分で効果的なプレーができる。
テクニックがあるけれど持ち過ぎない、攻撃色豊かでありながら守備の力も意識もしっかり備えている。
自分が得点した時はクールだけど、味方の得点にはとことんはしゃぐ、メタメタいい奴(笑)
パスを受けるフリをしつつスルーして、カボレからポストリターンを受けて、ユースケと相手が入れ替われるのを手助けしつつ
GKと1対1の状況を作らせる気の利いたアウト回転のスルーパスで見事にアシストしたシーンはエメルソンの良さが
集約されてたと思うけれど、アシスト的な部分だけじゃなくて、上記の通り試合全体を通しての貢献度が高いので、
これからも東京に多くのものをもたらしてくれると確信してる。
ポゼッション・サッカー、ムービング・サッカーと、昨今から今後の東京、はたまた身体的な日本人の特性を考えたとき、
その方向性や実用性で凄くモデルとなる理想的な選手なんじゃないかな?
理想っていうのは、なにも常に走ったり動き回る事を指すんじゃなくて、流すところ、ダッシュするところを
局面によってメリハリを付けて効率よくプレーするものだと思うから ―。
東京生まれ東京育ち、生粋の東京“青赤”人な俺にとって、いち選手がクラブ以上の存在になる事は絶対にないけれど、
「青赤はどーでもいいがエメルソンを観るためだけにチケット購入して観戦に来た!」という人がワンサカ増えても喜ばしい事だね。
開幕戦で観た時にも予感はあったけれど、
エメルソン・デ・アンドラーデ・サントス、
グレートだわぁ〜!!
あ、ブルーノの「シャー!」は、ササ以来の一発モノでしたね。
あの時もダービーだったな。
- 2008/05/26(月) 23:33:02|
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